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簡単にいうとサウスパークパロです。
ジズとヴィルヘルムがそんな感じのノリです。
表現が悪くてもサウスパークではいつものことです。
ふたりとも出身こそ違えど在住はコロラド州サウスパークです。
そんな妙な設定をご留意ください。
実にひっどいです。これへの文句は受け付けません。


「あの、ヴィルヘルム、あなたにだけ言いたいことがあります」

「なんだいきなり」

「実は私……」

この展開はきっと誰かの隠していたプリンをたべたとかそんなどうしようもない事だろう、と思っていた。さもなくば愛の告白のようなシチュエーションだとも思ったが、こいつは女好きだったはずだ。ということで、私はジズにまあしょうもない話をされる覚悟を決めた。
しかしまあこいつの話の切り出しの遅いこと遅いこと。私は五分がたち十分がたってもまだ言い出せずにいるジズにむかってはっぱをかけるつもりでしょうもないジョークを飛ばした。

「おいおいそんなゲイくせえ真似してないでさっさと言えよ、お前ゲイなのかよ」

しょうもないジョークを飛ばした、つもりだった。

「よくわかりましたね……そうなんです、私、実はゲイだったんです」

「Dude!マジかよ!」

「ええマジです」

「とりあえず私のケツは狙うなよ。私はノーマルだ」

「大丈夫、はなから眼中にありません」

衝撃の事実だ。しかし眼中に無いと言われるとしゃくにさわる。

「じゃあ私のタマしゃぶるかってきいても断るのか」

「いや……あなたが誘うんなら別に……私掘られるのもそこまで嫌いじゃありませんし」

「そこで満更でもない顔をするなただの冗談だ」

「あーそうですかやっぱり世間のゲイに対する差別は収まっていなかったようですね嘆かわしい」

「ゲイとかゲイじゃない以前にうっとおしいなお前。グリースボールは国に帰れよ」

「それは聞き捨てなりませんよヴィルヘルム!」

「あー無視無視お疲れ様でしたアウフヴィーダーゼン」

「ちょっとは聞いてくれたっていいでしょうこのクラウツ!」

「お前ふざけるなよ!」

(しばらく口喧嘩が続きますが略)

そしてしばらくして、私達二人は夕日の指す丘に倒れていた。罵りに疲れて力の無くなった顔からは、自然と笑みが浮かんでいた。

「なあジズ……私は今日大切な事を学んだ」

「私もです」

「やっぱり人種差別はよくないな。今みたいにろくなものも生まれないし、お互いに傷つくだけだった」

「お互いの何かが認められなくても、我慢することはやはり大事だということですね」

「ああ。それにしても疲れたな。これからダイナーにでも行かないか」

「その後はサウナなんていかがです?」

「このゲイめ!HAHAHAHAHAHA」

「HAHAHAHAHAHA」



おしまい。

今回の彼らのイメージはジズ→ギャリソン、ヴィルヘルム→カートマン、みたいなかんじ。
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